logo新型コロナウイルスはペット(犬や猫)にうつりますか?

このところ全世界的にもっぱらの話題となっている新型コロナウイルスについて、皆さんも生活を共存している猫や犬へのウイルス感染についてとても心配されていてると思います。 SNS上には信憑性があるかないか判らない記事を目にする機会も多くなりました。

この度、公益社団法人 東京都獣医師会 危機管理室感染症対策セクションから2020.3.28時点での情報が発表されたので取り上げてみました。

猫や犬の飼い主さんへ

香港やベルギーでペットへの感染が認められたもののその後陰性に回復したとの報告も上がっています。 たとえ、ペットが感染したとしても一般的にペットが媒体となり人へ感染させる可能性は極めて低いとのことです。 あくまでも、人から人へ感染する病気であることが強調されています。

しかしながら、飼い主が新型コロナウイルスに感染しないことがペットを守るためにも大切であり、自己防衛をすることや冷静な対応を促しています。

万一、飼い主さんが感染してしまい自宅療養等をとるような場合には、ペットの身体にウイルスが付着しないようにするために療養中の部屋への出入りをさせないようにすることや、顔や手を舐めさせない、汚染の可能性があるマスクやリネン類に接触させないよう努める必要があるようです。

ペットの体調が悪いような場合には、かかりつけの病院に必ず事前連絡を入れ連れて行くようにするべきとのことです。

散歩や外出から帰宅した猫や犬を、次亜塩素酸系の水溶液・消毒液や人間用のハンドジェル等を使い消毒したりするような過激な行為に至りその結果、動物の皮膚に炎症が起きたりする事例が出てきたりまた、最悪の場合死に至らせることもあるので、飼い主としてはくれぐれも冷静な判断をもっての行動が必要となります。 また、ネット上には信憑性の無い情報も多くありますので、鵜呑みにしない注意が必須です。